アメリカ留学初期のころの話です。
 
外出して、地元の人に話しかけるたびに、「は?もう一回言って」と言われて、ああ、こんなことも伝えられないのかと意気消沈していた時期がありました。
 
スタバでコーヒーを注文しても、駅で電車の行先をたずねても、お店で商品がある場所を聞こうとしても、怪訝そうな顔で聞き返されます。
 
話しかける→怪訝そうに聞き返される→気持ちがくじける というプロセスを繰り返して、どんどん気持ちが落ちていきました。
 
が、ある時、こう言われて、目からウロコが落ちる思いがしました。
 
”I can’ hear you!” 「聞こえない!」
 
私が言っていることは「分からなかった」のではなく、「聞こえていなかった」のです。
 
そういえば、アメリカ人は声がでかいなあと、ことあるごとに感じていました。あれが標準の音量なら、確かに私の声はかなり小さかったはずです。英語に自信がなくて、おそるおそるしゃべっていたから、蚊の鳴くような声だったかもしれません。
 
発音も文法もおぼつかない所に、声が小さくて聞こえなかったら。。。聞いている方はお手上げですよね。
 
試しに声の音量を上げてみたら、聞き返されることは激減しました。普通に話すときの3~5割増しくらいの感じで話すようにしたのです。
 
私の英語が現地で通じるようになった要因の一つは、間違いなくこの「音量」でした。
 
よくよく考えてみると、日本語と比べて、英語は大きな声で話す必要がある言語なのかもしれません。母音も子音も、日本語より数が多くて、それぞれの違いがはっきりしていない音も多い。ということは、聞き取りの難度が高いということでもあります。
 
そういう聞き取りにくい音をもった言語でコミュニケーションを取るためには、音量を上げる必要があるのではないかな、と思われます。
 
そして、大きな声で話すことには、思わぬ副産物も。丹田に力が入って自然と「何が何でも伝えてやるぞ」と覚悟が決まる、という効果があったような気がします。
 
 細かいことを気にする前に、大きい声で話してみるだけでも、あなたの英語は通じやすくなるかもしれません。