昨日の投稿で、手段が目的になってしまう原因の一つは、目的を見失ってしまうことだという話を書きましたが、今日はその続きで、手段が目的化してしまうもう一つの原因について書いてみたいと思います。
 
もう一つの原因、それは「苦手なことからの逃避」です。
 
目的を達成するために、あなたは必要な行動の洗い出しをすることと思います。その中には、自分の得意な事もありますが、苦手な事、初めての事なども含まれているかもしれません。
 
苦手な事や初めての事に取り組むのは、簡単ではありませんよね。ものすごく勇気とエネルギーが要りますし、時には、そこと向き合いたくない、できればやらずに済ませたいという気持ちも働きます。
 
そんな時にやってしまいがちなのが、自分の得意なことを一生懸命やることで、自分は頑張っている、という「つもり」になる、ということ。
 
確かに、行動していないわけではありません。というか、本人は一生懸命行動をしている「つもり」です。
 
が、自分の得意なことばかりやっているので、苦手なことは手つかずのままです。
やるべきことができていないので、いつまでも結果は出ません。
 
つまり、本人としては頑張っているつもりなのに、当初の目的が達せられない、という状態となります。
 
また英会話を例にあげてみましょう。
 
ビジネスで英語を使えるようになりたいと思って英会話スクールに通い始めた「Aさん」がいたとします。
テキストに載っている会話も暗記して、スクールの授業の中では結構話せるようになりました。
テストのスコアも上がっています。
でも、実際の会議や商談の場に行くと、委縮してしまって英語で話すことができません。。。
 
ここでは何が起こっているのでしょうか。
 
Aさんは、行動していないわけではありません。一生懸命勉強しているし、テストのスコアが上がっているのだから、英語力も上がっているはず。でもこれはおそらく、Aさんにとっての「得意分野」です。
 
一方、「ビジネスで英語を使いたい」という目的を達成するためには、ここに一つの課題があります。スクールという安全領域から出て、実際の場で発言をするというチャレンジです。
 
これは、Aさんにとって、すごく勇気のいることかもしれません。でも、覚悟を決めてそこをクリアできない限り、どんな上級コースのテキストを丸暗記したところで、目的を果たすことはできないのです。
 
 
もし、あなたが、一生懸命やっているのに思うような成果が出ないな、と思うことがあったら、自分に対して次の3つの質問をしてみてください。
 
1.どうしてそれをやろうと思ったのか。
2.そのためにどんな行動が必要なのか。
そして、
3.「できる事」「楽なこと」「とりあえずのこと」だけをやって、頑張っているつもりになっていないか。
 
自分では気が付いていなかった(または、あえて目をそらしていた)課題が浮き上がってくるかもしれません。